交通事故に遭ってしまったときにすべきこと2―事故直後からの入通院

交通事故を多数取り扱う弁護士が,もしも交通事故の被害に遭ってしまった場合に備えて何をしておくべきか,是非とも知っておいていただきたいことお伝えいたします。

今回は,「交通事故に遭ってしまったときにすべきこと2」として事故直後からの入通院についてお話しします。

交通事故に遭ってしまい,怪我をされた場合には,「できる限り早く」病院に行って診察を受けてください。

どんなにお仕事が忙しかったり,他の用事があったりしても,事故後の診察については最優先で受けていただきたいところです。

なぜならば,事故から時間が空いてしまうと,お怪我が事故によって生じたという因果関係の判断が困難になってしまうからです。

事故前は体に不調がなく,事故後に体が痛くなっているとしても,事故後にすぐに病院での診察を受けていないと,交通事故による怪我であるかどうかの判断がつかないとして,保険会社から治療費を出してもらえないということもあり得ます。

事故直後は,体が緊張していて痛くなくても,翌日になって痛みや異変が出てくることも多くあります。

その場合には,痛み等が出てきた段階でただちに病院で診察を受け,痛い部分や以前になかった症状等についてすべて医師に伝えてください。

「事故で怪我をしたらすぐに病院に行く」を忘れないでいただきたいと思います。