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高次脳機能障害とは?知っておくべき症状について

  • 文責:所長 弁護士 田中浩登
  • 最終更新日:2020年11月27日

1 高次脳機能障害とは

高次脳機能障害とは、交通事故による頭部外傷等で脳へダメージを負うことにより生じ、記憶力や注意力、高度な判断力などに影響が出ることも多いため、日常生活だけでなく進学や就労にも支障を来し、結果として社会復帰が困難となることもあります。

ところが、これらの症状は、骨折などの分かりやすいけがと異なって自分や周囲からも障害が分かりにくいうえに、そもそも高次脳機能障害という障害そのものの認知度が低いため、見過ごされてしまう可能性があります。

そこで、高次脳機能障害によって生じる主な症状について解説します。

2 高次脳機能障害の症状

⑴ 失語

失語とは、「聴く」「話す」「読む」「書く」といった言葉の働きのいずれか又はすべてに影響が出ている状態のことです。

例えば相手が何を言っているのか分からない、話そうとしても言葉が出てこない、言葉や数字を言い間違ったり書き間違ったりする、上手く発音できない、相手の言うことをまねして言えない、文字や文が読めない、何が書いてあるのか意味が分からない、字を書こうと思っても字が思い出せない、といった症状があります。

⑵ 半側空間無視

半側空間無視とは、視力に問題がなく、見えているにもかかわらず片方の空間にある物を見落としてしまうことです。

ほとんどの場合、症状は「左半側空間無視」として現れることになります。

⑶ 記憶障害

記憶障害は、受傷後の記憶を保持できない、受傷あるいは発症以前の記憶を喪失する、実際に体験しなかったことが誤って追想される、などの症状があります。

⑷ 注意傷害

表情が乏しくなったり、ボーっとした感じになったりして、全ての面で反応が遅くなる、周りの声や音といった別の刺激に注意が向いてしまい、本来注意を向けるべき対象に集中して取り組めない、周りの状況に気がつかないために、行動へうまく移れない、その時の状況に応じた注意の切り替えがうまくできないために、同じような行動を繰り返したり同じことを何度も言ってしまう、などがあります。

⑸ 遂行機能障害

物事を始めるときに予測を立てることができない、目標を達成させるための計画の段取りを立てられない、正しい手順で計画を実行できない、状況に応じた行動の計画変更修正ができない、などがあります。

⑹ 社会的行動障害

怒りや悲しみなど感情をコントロールできない、子どものように他人に依存的になり自身で判断ができない、相手への共感性の低下、同じことに固執し人の意見を聞かない、意欲や自発性が低下する、欲求をコントロールできない、抑うつ状態になる、窃盗やセクハラのような社会的倫理に反する行動を起こしてしまう、などがあります。

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