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ブラックリストとは

  • 文責:所長 弁護士 田中浩登
  • 最終更新日:2020年12月25日

1 ブラックリストとは

借金をしている人もしてない人も、一度は「ブラックリスト」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

この「ブラックリスト」とは、何をさしているのでしょうか。

たとえば、あなたがクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりした場合、あなたの情報が顧客情報として「信用情報機関」に登録されます。

しかし、ある一定期間滞納してしまったり、破産したりしてしまった場合、「事故情報」が登録されてしまいます。

この情報が、いわゆる「ブラックリスト」と呼ばれているものになります。

2 ブラックリストを管理している団体について

⑴ どの団体がブラックリストを管理しているか

「ブラックリスト」の登録・管理は、「信用情報機関」が行っています。

信用情報機関の業務内容は、信用情報の収集や加盟団体への提供が主なものになります。

銀行、クレジットカード会社、消費者金融など、銀行業や貸金業を営む会社は、それぞれ業界団体を組織しています。

信用情報機関は各業界団体が母体となって運営されており、多くの金融会社が複数の信用情報機関に加盟し、業態に関係なく情報交換がされているようです。

⑵ 信用情報機関の種類

ア 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
銀行・信金・信組・農協系の会社が加盟しています。
イ 株式会社 シー・アイ・シー(CIC)
信販会社系の会社が加盟しています。
ウ 株式会社日本信用情報機構(JICC)
消費者金融系の会社が加盟しています。

⑶ ブラックリストへの登録のプロセスについて

あなたがクレジットカード会社と新規契約や取引をした場合、その会社は加盟している「信用情報機関」にあなたの名前などの個人情報や借入情報などを登録します。

この会社と同じ信用情報機関に加盟している他のクレジットカード会社でも、登録されたあなたの信用情報を確認することができます。

もし、あなたが滞納してしまった場合、その遅延情報が登録され、他のクレジットカード会社でもその遅延情報を閲覧できることになります。

その結果、別の貸金業者に新規借入の申込みをしても、あなたの遅延情報が確認され、審査が通らない場合があるのです。

3 ブラックリストの登録情報の確認方法

クレジットカードの審査が通らなかったり、ローンが組めなかったりした場合などは、自分がブラックリストに登録されているかもしれないと不安になると思います。

そのような場合は、状況を調べる方法があります。

各信用情報機関には、本人開示制度がありますので、開示請求の手続をすれば、あなたの情報を確認することができます。

開示された内容は、直接見ることも、郵送で受け取ることも可能です。

信用情報機関によって、手数料の有無や必要書類などの違いがありますので、実際に請求される際には、各信用情報機関のWebサイトで確認するとよいでしょう。

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